まえばしめぶくトークに米倉誠一郎教授。チョイスを増やさないといけない。

まえばしめぶくトークが前橋テルサで行われました。
テーマは日本の教育とイノベーションを語ろう。
米倉誠一郎教授の基調講演。
そして、田中仁さんと共愛学園前橋国際大学の
大森昭生学長を加えてのトークセッション。

ステージを歩き回りながらの軽快な話ぶりの米倉教授。
時にはステージの下にまで下りてきて聴衆に質問をぶつける。

突然、「ここまでで質問のある人?」

手が挙がらないことに、日本人はここのマインドセットを
しなくてはいけないといいます。
海外であれば、まず手をあげる。パブロフの犬のように挙げる。
会場に100人以上いれば当たる確率はごくわずかだし、
指されてから質問内容は考えればいい。そんなスタンスだよ、と。



キーワードとして登場したのが「チョイスを増やす」というもの。
前橋駅の写真が映し出されて、「なんの特徴もないですよね?!」

そして、「〇〇対〇〇風」の文字。

例えば東京を目指した東京風。それで東京に勝てるわけがない。
「〇〇風」を目指して本物には勝てない。
けど、〇〇風がとても多い。
その地域独自の軸を持たなければいけないし、
駅にしても、この土地ならではの風情、雰囲気がつくれるはず。

日本の自殺率が高いのもチョイスが少ないことが原因。
失敗を許容してやり直しのきく社会にしないといけない。



このエピソードが印象に残りました。
障害者が同じ教室で学ぶ学校があって、ある保護者から
算数の授業の進捗が遅くなったと意見があったそうです。

その教師は、
「確かに授業の進捗は遅くなりました。
 ただ、うちのクラスが一番人にやさしいクラスに
 なっていますよ」と。

さらに、どなたか有名な方のセリフの引用として、
学校は安心して失敗ができる場でなくてはいけない。
そして、友達がいて、
毎日小さな成功体験を積み重ねることができる。
そんな環境をつくっていかなくてはいけないけど、
チョイスをどんどん少なくしてしまっている。

優秀なイノベーターの特性のようなものはないけど、
共通しているのはたくさん失敗をしている。失敗を恐れないこと。