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新しい着物世界をプロデュース

「着てみたいけど高価だし、着る機会ないし・・・」
そんな若者の着物に対するイメージに挑み、新しい着物世界をプロデュースしている西村ヒロカズさんMIZUHOさん兄妹の「西村兄妹キモノ店」にお邪魔してきました。

西村兄妹キモノ

着物業界の現状に対して、「変わろうとしているけど、実際に変われているトコロは少ない・・・」とのこと。変わらないといけないと思いつつも、今のままで何とかなっているために変われない。論理的な思考というか、戦略性というか、まだまだ不足しているとのこと。

「縁とタイミングのおかげでここまで来たんですよ・・・」と謙遜まじりに語っていだたきましたが、着物文化の中にあって、若者の着物離れの原因を論理的に分析し、それに沿った商品プロデュースを実際にしていることには見事さを感じました。

西村兄妹キモノ

「着物を切り口にして新しいメディアや文化との融合やプロデュースを手がけていきたい。」

そんな時に声をかけてもらえるように、ボク自身もオリジナルな武器を身に付けて活躍している存在になりたいなと、未来の自分像がまた少しイメージできた有意義な時間をいただきました。

西村兄妹キモノ

京都にお立ち寄りの際には是非!
http://www.kimono-breath.net/
西村兄妹キモノ店
新風館3F(地下鉄 烏丸御池5番出口より徒歩1分)

常に進化を続ける日本酒!

大学時代の先輩を頼り、和歌山県の蔵元「吉村秀雄商店」にお邪魔してきました。

吉村秀雄商店

日本酒の製造工程の順を追って蔵の内部を見学させていただき、唎酒師(ききざけし)から日本酒の飲み方から判別のイロハを伝授していただきました。味と香りのバランスを感じることが重要で、このバランスが崩れているお酒は「老(ひ)ねている」というらしい。日本酒を扱っているお店で言うと一目置かれるセリフ♪

吉村秀雄商店

日本酒はお酒の分類でいうと醸造酒に位置付けられる。
醸造酒:日本酒・ビール・ワイン
蒸留酒:焼酎・泡盛・ブランデー・ウィスキー
混成酒:みりん・リキュール

ワインなら「ぶどうを放置していたらワインになっていた・・・」なんて話がまかり通るけど、「米を放置していたら日本酒になっていた・・・」とは絶対にならない!

何故か?

醸造酒は糖を原料として菌によって発酵させて作るもの。米には糖がないために、そのままではいくら頑張ってもお酒にはならない。そのために、日本酒作りは原料の米から糖を作り出す工程である麹(こうじ)作りから始めなくてはならない。この作業を例にとっても、米を水に浸す時間からストップウオッチで秒単位管理はもちろん、麹菌の発酵にかかる48時間は気候や発酵状態により常に微調整を加える必要がある。作業する人たちその場で寝泊り状態になることは当然という。

日本酒はお酒の中で最も繊細で、最も高度な技術が必要とされる。

他の伝統産業と比較して日本酒の特徴としては、時を経るごとに品質が向上・進化しているとのこと。陶器や絵画など、「あの時代の名作」「昔のこの作品は素晴らしかった」となるところ、日本酒に関しては昔のものより今のものの方が優れている。常に発酵技術などが進化し続けているとのこと。

吉村秀雄商店

味に関しても時代時代に応じて変化しており、酒造りの杜氏(とうじ)の感覚のもと微調整が繰り返されているとのこと。例えば、バブル期には「華と辛口」が好まれ、その後に香りシフトし、今後は酸味を強調していくかも・・・らしい。

酒蔵が急速になくなっている現状の中で、常に消費者の声を感じることができる仕組みを作ることが重要で、「日本酒には和食をあわせなさい!」とあぐらをかくのではなく、洋食にもあう日本酒の開発も必要になってくるかも?!と常に進化し続ける日本酒の現状をお伺いしました。

http://www.nihonsyu-nihonjyou.co.jp/
日本城蔵元 吉村秀雄商店(創業90年)
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