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土鍋が割れない理由

鍋のシーズン真っ只中。

一昔前の土鍋は、空焚きすると割れる。
底に水を付けたまま火にかけると割れる。
など「割れる!」がいつもついて回っていた。らしい。


三重県科学技術振興センター
水野さんの勉強会に参加させていただき、
「最近の割れない土鍋の秘密」を教えてもらったので
その内容とちょっと紹介。


そもそも、日本での土鍋の生産トップシェアを誇るのが、
三重県の四日市地方の萬子焼(ばんこやき)。

最近、タイガーが土鍋で炊ける炊飯器を発売したけど、
あの土鍋部分も全部ここで生産されている。


そして、割れない土鍋の秘密が、
原料となる粘土に「ペタライト」という粉末化された石を混ぜるってもの。

四日市地方でのこ方法が発明されたために、
高温にも耐えられる焼き物→土鍋とシェアトップとなる。

ペタライトという石は熱にたいする膨張率が極めて小さく、
金属を20とすると土が5、ペタライトは1以下。
つまり、高温になってのほとんど変化しない物質というわけ。

粘土とペタライトの配合比率、
最適焼き温度(1180度が良く、1150度でも1230度でもダメ!)
の研究を重ねて、量産化に成功したのが30年くらい前の出来事とのこと。


スーパーで並ぶ980円の中国製と3000円の日本製。
見た目は同じだけど、中身はこうも違うのかと、
またまた感じてしまう。

卸の知識不足→京都ブランドと技術を低下

冨田さん

昨日書いた「酒粕」に親友である「えぐち」がコメントを寄せてくれました。
http://blog.mantaro.jp/?eid=455453

(ポイントは・・・)
・地方の卸市場が急速に縮小
・結果、購買力の弱い小さな商店の仕入先が無くなる
・一方、品質管理を徹底させた卸市場は売上アップさせている

--

このテーマで思い出したのが、
先週、京都にて若手の寺院仏具製作職人である冨田さんから伺った話。


「卸の知識不足→京都ブランドと技術を低下させている」


例えば仏具の技術者。
若手から熟練技術を要した人まで幅広くいて、
中には技術的にあまり優れていない作品もある。

昔であれば技術的な専門用語で
卸の人たちとやりとりできたが、今は違う。

「ここの○○はねぇ・・・」
「えっ?!○○って何ですか?・・・調べてきます。。。」

--

だから、このような卸担当者が小売店に販売する時には、

「どうしてこの作品はこの価格なんですか?」
「京都でつくられたものだから高いんです。京ブランドですから!」

なんでもかんでも「京ブランド」で話を終わらせてしまうので、
ブランドも低下するし、正確な情報が消費者まで伝わらない。

そして、技術的な価値を理解できないので、
中国製の大量生産物を引き合いにだして、

「もっと製造コストを安くしないとヤバイですよ。」

と要求してくるとのこと。
もちろん、すべての卸に共通するわけではないけど、
全体的な傾向としてこんな印象なのだという。

男三人、酒粕を語る。

スエキチと上仙さん

環境系フリーマガジン「サステコ(http://www.susteco.jp/)」の
編集長のスエキチと、
日本酒の普及活動をされている上仙さんと三人。


中でも酒粕の話題で盛り上がる。


そもそも我が家にとって「酒粕」は冬の風物詩。
母方の祖母経由で届けられる京都の酒蔵製の酒粕。
水で溶いて砂糖を加えたものが「甘酒」であり、
ボクの必須アイテムでもある。

缶の甘酒やスーパーで売っている「酒粕」では、
決して再現できない味を知ってしまうと、
「原料の違いで、こうも味が変わるんだ・・・」を
確信できてしまう。


そもそも、上仙さんが「酒粕を使ったシュークリーム」の
商品開発をしたっていう話題からだったけど、

(1):大手酒メーカーのものは限界ぎりぎりまで
絞り込んでしまうので味がイマイチになる。

(2):味を保つために保管温度が重要で、
スーパーなどで売っているものは、
常温に浸されて味が劣化してしまう。
ベストなのは絞りきった時点で冷凍保存。


今年も甘酒の時期がもうすぐ到来!

デザインフェスタ

デザインフェスタ

東京ビックサイト開催の
「デザインフェスタ」に足を運んでみる。
http://www.designfesta.com/

ブース毎に各々のアーティストが
自分の作品を披露しているのだけど、
その数があまりに膨大(800ブースくらい)。

入り口付近は人がごみごみ→結構足早に通り過ぎる
少し歩く→次第にじっくり見始める
さらに慣れてきて→アーティストに気軽に声をかけ始める
それを過ぎると→疲労とともに歩行スピードアップ

どの位置にブースを構えられたかによって、
見せ方も変える必要があるんだな。

デザインフェスタ

作品自体素晴らしいものが多いけど、
どれもスゴイので次第に慣れてきてしまう。

単に展示してあるだけのブースは
人の群れが少なくなってしまうは当然なのに、
展示のみのブースがいかに多いことか・・・

作品にあれだけの創造性があるのだから、
紹介方法にも、もっと配慮すればよいのにと感じました。

デザインフェスタ

自分の作品を使って
指人形劇しているブースには
すごい人だかりが!
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