2018.10.21 Sunday
2009.02.23 Monday
ヤマロク醤油(香川県小豆島)ホームページリニューアル
2009.02.11 Wednesday
醤油ソムリエとしてテレビ出演
30分の生放送に緊張していたと思いますが、とても素晴らしい経験をさせていただきました。出演後にたくさんのメール・お電話をいただき、本当にありがとうございます!
全ては、日本テレビのディレクターさんからいただいた一本の電話からだったのですが、テレビ番組の製作過程を一緒に体感させていただいた楽しい2週間でした。
初めての打ち合わせのときに、山のような資料を抱えて登場したディレクターさん。ただでさえ、複雑な醤油の種類や製造方法を短期間で学ばれているようでした。私の話を真剣に聞いてくださり、「あ〜、これはこういうことだったのね!」と、どんどん知識を整理されていってました。「インターネットの情報は基本的に信じないんですよ!」と、常に一次情報に接することを心がけているようでした。
私の普段の仕事振りを撮影というとで、ロケにも一日行きました。東京のあきる野市にある近藤醸造さん。お忙しい中にも関わらず、近藤社長が快く対応してくださり、醤油の諸味を前にして撮影。
その後、台本を送っていただくも、一日一日と内容に修正が加わっていく。局内で打ち合わせ会議を何回も重ねているであろうことを感じました。同時に、当日使用する道具類の手配も一大作業。全国の醤油マップを作成するために、写真を掲載する全ての醤油蔵への電話。各地から醤油を取り寄せる手配から、醤油料理のレシピ作り。
当日の収録も、演出の方、カメラマンの方、カンペをめくってくださる方、裏方で準備をしてくださる方、今回の場合は、登場する料理も全て裏で作ってくれていました。
30分のコーナーを作るのに、どれほどの人が、どれほどの時間を費やしているのかを目の当たりにしました。何気なく見てしまいがちなテレビだけど、たくさんの人たちの力が集約されて出来上がっているのだと・・・
そして、今回出会うことが出来たディレクターさん。とっても素敵な方でした。いつも笑顔で元気、時々見せるお茶目な一面がたくさんの人を惹きつけるんだろうなって。ボクも周囲からこんなふうに感じてもらえるようになりたいなと感じました。本当に貴重な機会をありがとうございました。
2009.02.08 Sunday
「おもいっきりイイ!!テレビ」に出演させていただきます。
2009.02.08 Sunday
「おもいっきりイイ!!テレビ」に出演
2009.02.07 Saturday
また経営者が一人!
2009.02.04 Wednesday
町の豆腐屋と大手の豆腐メーカー
前回に引き続いて、「こめみそしょうゆアカデミー」でお伺いした池袋で国産大豆による豆腐造りをしている大桃伸夫さんのお話から。
◆町の豆腐屋と大手の豆腐メーカー
豆腐メーカーも醤油業界同様に、大手と小規模の二極化が進んでいます。小規模の豆腐店というと、商店街にある町の豆腐屋さんがイメージできるかと思います。一方、大手メーカーが大量生産した豆腐はスーパーにずらっと並んでいます。
生産規模でいうと、大手は一日に500俵の大豆を使うそうです。これはテニスコート400面分にも達し、つくられる豆腐は30万丁。一分で200丁できる計算になるのですが、町の豆腐屋さんは7時間かけて400丁がやっと。つまり、商店街の豆腐屋さんが朝早く起きて半日かけてつくり上げる量を大手は2分で作ってしまうわけです。
決して、町の豆腐屋さんの豆腐が良くて、大手のものはダメということではなくて、むしろ、町の豆腐屋よりも大手の豆腐屋の方が研究しているそうです。10点満点中7〜8点のレベルなら、量産が可能なレベルにまでなっているとのこと。そう言われてみれば当然で、研究費も研究者も設備も大手だからこそ十分に割り当てることができるのだと思うし、添加物や資材などの関連会社もサポートや共同開発という形で関わることを考えると、相当な研究体制だと思います。
町の豆腐屋さんに出来て大手メーカーには決してできないことに、「原料の選択」があります。上記の通り大量の原料を安定して確保することが大手メーカーには必要不可欠です。悪天候によって原料が確保できませんでした・・・なんてことは決して許されるはずも無く、長期的に原料確保するルートとシステムを構築しています。その中に、自給率5%以下の国産大豆がメインに扱われることが難しいことは容易に想像いただけると思います。
逆に、小規模豆腐店は国産原料を含めて選択することができます。原料の作り手と直接話し合うこともできるし、特定の地域の原料にこだわって取引することもできます。この流れは醤油の業界でも当てはまると考えています。醤油の造り手が原料の造り手と協業していく体制が今後は必要なんだと思います。
2009.02.04 Wednesday
大豆の自給率向上はありえるのか?
「第11回おはなし・こみしょう」 大豆の畑から食卓まで
〜在来種の大豆を捜す人と 大豆を選ばず豆腐が作れる豆腐屋さん〜
○ 大豆問屋の山口博さん
○ 池袋で国産大豆による豆腐造りをしている大桃伸夫さん
のお話をお伺いしてきました。醤油の原料でもある大豆。大豆の自給率は5%を下回り、国産大豆の入手は困難でコストがかかる!と職人さんからも聞いていました。大豆米国の遺伝子組み換え大豆の生産割合も、 1997年 12.7% → 2007年 91% と急上昇している現状から、お話を聞く前からとっても楽しみにしていました。
◆国産の大豆
・国内で消費される大豆は約500万トン。
・国産大豆の生産量は約20万トン(平成20年)
・その内、有機JAS認定大豆は300〜400トン。
・ただ、有機JAS認定はされていないけど、有機栽培されている大豆は
2,000トンくらいあるのでは・・・とのこと。
◆大豆の自給率向上はありえるのか?
なかなか難しい現状を教えていただきました。明治20年と比較すると作付け面積は3分の1に減少していますが、生産量は2分の1にとどまっています。それは機械を導入して生産効率をあげることができた結果なのですが、機械を導入するということは農地が平らであることが条件となります。
そこで問題となるのが、平らな農地の確保となります。平らな農地が必要とされる代表格に「米」がありますが、一反(300坪)で米は500キロ収穫することができます。一方、大豆は180キロで収穫量としては半分以下。生産者である農家の立場からすると、米の方が儲かるという状況なのだそうです。しかも、国産大豆の価格の半分は国からの補助金という現実もあり、大幅な自給率改善は難しそう・・・とのことでした。