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20本入りのダンボール

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 職人醤油 100ml専用のダンボール箱を作りました。20本がちょうど入る大きさなんですが、ダンボールメーカーの方と「入れやすく、醤油をしっかり守る」箱にするために数ミリ単位で大きさを吟味しました。


 実は、まだ無地の状態なので、個人でご購入いただく方にも使っていただけるように、ちょっと面白い印刷デザインを考え中です!


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 仕切りもこのように送られてくるので、一つ一つ組み立てています。どうやったら効率的にできるか?考えながら組み立てていると結構面白いものです。今日の成果は200箱分。。。

NHK取材!

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先週、NHKの取材でイタリアンレストラン「COMAZOU ITALICO」にお邪魔してきました。以下の枠で「職人醤油」を取り上げていただけるそうで、「COMAZOU ITALICO」「有田屋さん(群馬県安中市)」でのロケの様子などが流れる予定です。

2009年9月8日(火)11:05〜11:54

NHK総合「こんにちはいっと6けん」

http://www.nhk.or.jp/shutoken/program/b-det0005.html


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「COMAZOU ITALICO」の駒さんとNHKキャスターの福山さん

COMAZOU ITALICO

http://www.comazou.com/comazou/index.html

職人醤油 誕生ヒストリー 8

 横浜醤油の筒井社長から醤油の手ほどきを受け、「次にお伺いすべき醤油メーカーを教えてください!」ってお願いすると、その場で東京の近藤醸造の近藤社長に電話していただき、2件目が決定。この日が醤油の世界に足を踏み入れた第一日目でした。

 その調子で、関東にある醤油メーカーを30軒訪問しました。ほどんどが飛び込み状態だったので、最初は怪訝な顔をする職人さんたちでしたが、私を見るなり、「おぉ。若いな!こんな儲からない業界に何しに来たんだ!辞めておいたほうがいい。」と言いつつも、みなさん優しくいろいろと教えてくださいました。

有田屋さん訪問

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 有田屋(群馬県)にお邪魔してきました。醤油のもとになる諸味(もろみ)の様子を見学させていただき、今年の発酵の様子をお伺いしてきました。例年と比較して暑い日が少なかった今年、どのような影響があるのかとお伺いすると、「発酵そのものにはほとんど影響はないですよ!それよりも、来年以降の原料の出来が心配ですね・・・」とのことでした。

 諸味は土蔵の中で熟成しているのですが、土で囲まれた蔵の中は外気の影響を受けにくい構造になっています。そのため、急激な気温の変化から諸味を守ってくれているそうです!

職人醤油 誕生ヒストリー 7

 ただ、待てよ。当たり前に使っている醤油だけど、そもそも醤油って何から出来ているんだ・・・どうやって造るんだ・・・何も知らないと気づき、そうなれば造っている人に聞くのが早いと、インターネットで醤油蔵を探すと当時の家から一番近くにあった横浜醤油。電話をしてみると、その日の午後に来て良いとのこと。醤油の知識もおぼつかないまま、大急ぎでインターネットから調べられる限りの知識を詰め込んで向かいました。

ヤマサ醤油の新容器

テレビCMなどでご存知の方も多いと思いますが、ヤマサ醤油から新しいタイプの容器の醤油が8月24日に発売になりました。縁あっていただいたのですが、素晴らしい技術だと思います。

ヤマサ醤油さんも、新鮮な醤油=赤い醤油=美味しい醤油というPRに力を入れられているようです。醤油に鮮度があるということに意識してくれる人が増えるといいなと思います。

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醤油とオリーブオイル

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群馬県前橋市のイタリアンレストラン「駒蔵」。駒さんの手にかかると、イタリアン×醤油はこんな風に!砂肝のバーベキュー風。醤油×オリーブオイル。醤油とオリーブオイルは知る人ぞ知る組み合わせなんです。


「駒蔵」COMAZOU ITALICO

http://www.comazou.com/comazou/

職人醤油 誕生ヒストリー 6

 最終的に残った10個くらいのリストを友人と眺めていると、「醤油」なんて面白いんじゃない?!って友人が一言・・・そういえば、私の母がインターネットで初めて購入したものも醤油だったなぁ・・・。

 私が学生時代にあった母からの電話。「インターネットで買いたいものがあるんだけど、クレジットカードの番号って入力して大丈夫なの???」というものでした。当時は、母親がインターネットをしていることさえ驚きだったのに、買い物までしようとしていることにさらにビックリして・・・ということを思い出し、醤油業界を調べてみようと思ったのでした。

職人醤油 誕生ヒストリー 5

 日本中を旅してきてストックしていた資料やメモ書きから伝統産業・地域産業に関連するキーワードをピックアップしていきました。「焼き物・たわし・日本酒・宿場町・・・」など、商材だったり、カテゴリーだったりと目に付いたままにランダムに書き連ねていきました。最終的には300くらいになったと記憶しています。

 その中から、今の自分に手掛けることができるものという基準で絞り込んでいきました。その際に重要視した条件としては、「日本人に欠かせないもの」「消費者視点から見たときに、量産されたものと、そうでないものの境目が曖昧そうなもの」などが最後にはしっくりきました。 その中の一つに「醤油」が入っていることになるのですが・・・

職人醤油 誕生ヒストリー 4

 退職日の三日後の結婚式。 こうなれば、すべてを便乗さえてしまえと、新婚旅行は車で日本を回ることになりました。私の退職と同時に妻も仕事を辞めていたので、二人して結婚式の時は無職。その後、3ヶ月かけて北は北海道から西は九州まで車でぷらぷら歩き回っていました。

 その中で感じたこと。伝統産業・地場産業に関わっている人が共通して言うことに、「自分達は作っているものには自信を持っている。ただ、中国の製品だったり、大量生産されたものに押されているというもの現実・・・要は売れなくて困っているけど、自分達は職人であって商人ではない。できることなら、ものづくりに専念できるのが理想なのだけどなぁ・・・」「儲からない産業だから、自分の息子に胸をはってバトンタッチできない、したくない・・・」という声でした。 ここって自分が関わることが出来るのでは?確信めいたものが生まれてきて、本格的にこの分野に足を踏み入れようと決意したのでした。