スポンサーサイト

一定期間更新がないため広告を表示しています

細く長く

職人醤油はいろいろな地域の雑貨屋さん等のお店にお取り扱いいただいています。中には職人醤油がスタートした当初からお取引させていただいている店舗さんもあります。2008年当時は醤油の銘柄数も少なく、ホームページのつくり一つとってもまだまだの時期でしたので、今にしてみるとよく取引いただけたなと感じています。(笑)

まだまだ数年程度の経験しかありませんが振り返ってみると、一度に大量のご注文をドン!といただくよりも、少量でもコンスタントにご注文をいただく方がありがたいものです。一度に大量のご注文の場合、在庫のコントロールだったり発送作業だったりと一気に懸念事項が積み上がるわけです。ましては醤油メーカーさんにも負担をかけてしまうことも多々で・・・。売上の規模も大きいのでありがたいことはもちろんなんです。ただ、その一回だけで終わってしまうことが多く。。。

一方、一回のご注文量が少なくてもコンスタントにいただけるお店の場合は確実に注文量が増えてきています。きっとスタッフの方が醤油のことを勉強いただいて、お客様に説明ができるようになっていたり、「これがお薦めですよ!」などいただいているのだと思います。これは自分自身が目指したいスタンスにもいえるわけで、「太く短くよりも、細く長く」がいいなと。

▼ 職人醤油の取り扱い店 一覧
http://www.s-shoyu.com/ask/shop.html

Cafe GREENさんで醤油セミナー

アボカド醤油

昨日は、群馬県で醤油セミナー。Cafe GREENさんを会場にしていたのでキッチン付き。醤油の味比べとともに食材との相性も比べていただくことができました。まず、5種類の醤油を味比べをしていただき、どれが美味しいか?のアンケートをとりました。どれも美味しい醤油なのですが、あえての一番を選んでいただきました。

一つの種類の醤油が面白い反応でした。最初にそのままで舐めていただいた時には誰一人として指示しなかった醤油が、アボガドにかけた時にはほぼ全員一致で「一番美味しい!」と選ばれます。そして、「卵かけご飯」になると全員が、「アボガドには一番美味しかったけど、卵かけご飯には合わない気がする・・・」。そして、最後にアイスクリームにかけるとまたまた美味しい!

再仕込み醤油はこんな反応をされる醤油なんです。

▼ Café Green
http://www.eastwoodjapan.com/cafe/menu.html

太田の焼きそばが面白い

太田焼きそば

先日、東京で出会った方なんですけど、醤油と焼きそばトークで盛り上がり、「今度、遊びに行きますよ!」と。多くは社交辞令的になってしまいがちですが、本当にすぐに実現させてくれて群馬までわざわざお越しいただきました。それならばと、群馬の焼きそばをご案内したいなと考えた末に、太田市へドライブすることに。

詳細は下の「焼きそばのれん会」のサイトをご覧いただくのが早いと思いますが、200円〜300円で食べられるので今回は小サイズで2軒はしごをすることに。見事に盛り付けも味も違ってなかなか面白い。讃岐うどんのようにちょっとしたブームになるポテンシャルがありそうな気も・・・

▼ 焼きそばのれん会
http://chobee.jp/otayakisoba/

パン屋はケーキ屋にはなれない?!

近所にパン屋さんがあって、朝7時に伺うと焼きたてのパンに出会えるんです。お気に入りは焼きたてのバターロール。今日は夕方に伺ったのですが、そこのご主人とすっかり仲良しになっていて行くたびに立ち話しをしています。

「午後から雨でしたけど、やっぱりお客さん減りますか?」

一日の中でお昼過ぎがピークなのでそのタイミングにどのくらい追加のパンを焼くかを決めるそうです。そして、雨の日は追加の量を減らすそう。面白かったのがパン屋さんは一年を通して売上はほぼ一定だってこと。逆にケーキ屋さんは冬場は売れて夏場は売れない。「パン屋はケーキ屋にはなれないといわれているんですよ!ケーキ屋が冬場に儲かったからといって、パン屋の感覚で使ってしまうと夏を乗り切れないってわけ。(笑)」

シールのズレと三十三間堂

職人醤油シール

職人醤油の醤油は各地の醤油蔵さんに充填してラベルを貼って納めていただいているのですが、キャップの上のシールだけはこちらで貼っています。丸いキャップに丸いシールを貼るのでちょっとずれると気になります。例えば5本並んでいて、どれも綺麗にシールが貼られていると特に気にならないというか、シールそのものにもあまり気を留めないと思います。ただ、1本が少しずれていると、ちょっと違和感を感じて「あぁ。このシールがズレているよ・・・」と。

これって京都の三十三間堂で伺った話なんです。横に長い建物を支える柱が並んでいるのですが、普通の人にとって柱は視界に入っているけどあまり意識をしないもの。だけど、1本の柱が微量にでも傾いているとそこに目がいってしまう。意識をさせないことって一つの技術なんですよと。そのような話だったと思います。ひたすらシール貼りをしながらそんなことを思い出していました。

第5回 全国醤油サミットin銚子

第5回醤油サミット

第5回 全国醤油サミットin銚子に行ってきました。基調講演で料理家の森野熊八さんが登壇して醤油と日本食について話をされていたのですが、会場巻き込んでの進行で面白かったです。「日本料理で思いつくもの何ですか?」・・・寿司、てんぷら、煮物、などなど。「昨日食べたものは何ですか?」・・・ハンバーグ、パスタ、餃子、タイ料理、などなど。世界中の食べ物が食卓に並ぶのが日本の特徴。決して日本料理だけを食べているわけではない。また、和風ハンバーグなどアレンジも上手で、そこに欠かせないのが「醤油」。

醤油は徹底的にウマイ。醤油が生まれてしまったために日本料理の発展が止まってしまったともいわれている・・・とも。鮎に蓼酢(たです)とかてんぷらに塩とかいわれるけど、たまに食べるから美味しいわけでベースになっているのは醤油の味。刺身と日本酒は合うと言われるけど、日本酒飲んで刺身だけ食べても美味しくない。醤油があるから美味しくなる。同じようにカツオ節だけ食べても美味しくない。醤油の塩味が絶対的に必要なんだと。

鳥山海苔店さん訪問(群馬県前橋市) つづき

鳥山海苔店

鳥山海苔店の鳥山さんの海苔講座の2回目。
海苔には「等級」があるそうで、初めて伺う内容ばかりで面白かったです。

採れた海苔の良し悪しがあって競りがあるわけで、等級の存在は当然だと思います。ただ、一般消費者(使い手)の側が等級だったりラベルに表示されている情報に執着するのはなんか違うような気もするのです。

基準があってランクづけされているものって分かりやすいですが、それが全てじゃないと思います。醤油の場合だと原材料欄に記載されているものは少ないほどいい、保存料代わりのアルコールもいや、原料は国産のものじゃないといや、という声を聞くとそこだけで判断するのはもったいないと思ってしまうのです。ラベルに表記される「見た目」を重視してモノづくりしている場合と、本当に美味しさを追求した結果として若干の添加物を加えている場合と、どっちを薦めたいかというわけです。

海苔の場合だったら、等級云々を理解した上で、「鳥山さんがお薦めしてくれる海苔」を試してみたいと思うわけです。

▼ 鳥山海苔店 [2] 海苔の基礎知識
http://www.s-shoyu.com/item/torinori/1.html

鳥山海苔店さん訪問(群馬県前橋市)

鳥山海苔店

鳥山海苔店さんに伺ってきました。海苔のことを教えていただくことが目的だったのですが、海苔の世界もおもしろいですね。醤油も海苔も自然の力を借りてつくるものですが、醤油の場合はメーカー毎にいくつかの価格帯の商品をつくっているケースが多いです。うま味がぎっしり詰まっている比較的高い醤油と、コストを抑えつつ美味しさにこだわったまさしく造り手の試行錯誤の塊だったりするのですが、いずれにしても、造り手の「この基準の醤油をつくりたい」というものがあって、そこを目指して造っていくものです。日本酒や他の醸造品などでも同じだと思います。

対して、海苔はまさに海産物でした。(まさしく名の通りですけど。)海の中で海苔を育てるのですが、海水温などの影響も大きく漁師さんが狙って品質を追求していくというよりも採れたものに対して競りで価格をつけていく。良質なものには高い値が付くし、コスト重視で大量に商品を確保したい企業があったりもして細かく流通していく・・・

あまりに面白かったので、コラム形式でまとめることにしました。4回シリーズです。

▼ 鳥山海苔店 [1] 鳥山さん登場
http://www.s-shoyu.com/item/torinori/index.html

ビューティーフードアカデミー 群馬生産者ツアー

岡直三郎商店

ビューティーフードアカデミーの受講生の方々の群馬県の生産者ツアー。みどり市の岡直三郎商店さんの醤油蔵見学に同行させていただきました。醤油を仕込んでいる桶や醤油を搾っている様子に驚き、金子工場長の話に大きく頷き、搾りたての醤油に美味しいと歓声があがり・・・。

みなさん醤油造りの現場は初めてという方ばかり。だけど、これが当たり前だと思います。造り手側としても工場見学に積極的なメーカーさんはまだまだ少数だと思いますし、そもそも見学の受け入れって少人数で製造している蔵にとっては負担がとても大きいものです。

醤油の蔵に入ると、独特の香りが漂っています。しばらくすると慣れてしまうのですが、車の中にも体に纏った香りを持ち込んでいるのだと思います。翌日乗り込むとほのかに香りがするんです。単なる香りだけなのか、醤油を醸している微生物も一緒に乗り込んでいるのか定かではないのですが、その数日は心なしか体の調子が良いように感じるのです。本当に気分だけかもしれないのですが、そんな風にも感じたくなってしまうんですよね。

▼ 岡直三郎商店 (工場見学できますよ〜)
http://nihonichi-shoyu.shop-pro.jp/?tid=2&mode=f2#kengaku

あぜがみシール印刷(ジョウモウ大学)

あぜがみシール印刷

ジョウモウ大学の講義に参加してきました。
「シールを楽しむ! 〜シール工場見学とオリジナルシール作り〜」と題して、群馬県藤岡市にある「あぜがみシール印刷」さんに訪問。シール製造の現場は前々から見てみたかったので、またとない機会になりました。

印刷物であったり、シールであったりこれまでにいくつか製作を依頼してきたのですが、こーしたい、あーしたいという希望が毎回あります。営業担当の方と相談を重ねるものの、こちら側の知識が圧倒的に足りないためにいまいちスムーズに話ができないのです。

一度、ダンボールの製造現場をみせてもらったことがあるのですが、実際に見てみると製造工程がイメージできるので、どこまでの要求ができるのかや、向こうがこれは難しいといっている理由が分かったりしたのです。だから、シールの現場はぜひとも見てみたかった現場で、念願が叶いました。

あぜがみシール印刷

畔上誠一社長。今日の先生です。
どんどん新しい技術にチャレンジされている方。

あぜがみシール印刷

まずは印刷につかう版をつくる工程。
イラストレーターでデザインを確定させて、この黒い版に転写。

あぜがみシール印刷

ハンコをつくるイメージで、印刷する部分を硬化させて、それ以外の部分は溶かすというか洗い流してこのように。透明の分厚いゴムのような感触で凹凸ができています。

あぜがみシール印刷

それをローラーに固定して印刷機にセッティング。

あぜがみシール印刷

C(シアン)M(マゼンタ)Y(イエロー)K(ブラック)のそれぞれの色の組み合でフルカラーの色をつくっていくの、4枚の版が必要になってきて、このように固定されます。

あぜがみシール印刷

それぞれの版は手作業で合わせていくので、ここは職人技。連続してどんどん流れていくので、最初の数十枚は調整のために製品にはなりません。早くしないともったいないと思いきや、すぐさまピタリと合った状態に。

ほんとに勉強になった一日でした。シールは紙の材質などによっても印象が大きく変わってくるので、そのあたりも勉強してみたいなと・・・ジョウモウ大学とあぜがみシール印刷のスタッフの皆さん、今日はありがとうございました!


▼ ジョウモウ大学
http://jomo-univ.net/

1