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昨日の蔵ゼミでの学びから、菊の花に対する認識を。お墓参りに・・・という浅い印象しか持っていなかったことを痛感しました。皇室を表す紋章でもあるし、家紋や店の商標としても多く使われている。器や着物などの文様にも多用されていて密かに身近な存在。日持ちがすることから、不老長寿、滅びることなく永遠に栄えるという意味が込められているとも。

そして、お刺身にそっと添えられている食用菊。決してタンポポではないんですよね。このように食べられる花を海外ではエディブル・フラワーと呼ばれるらしいです。食用菊が海外に出て行って逆輸入という話ではないのですが、海外の流行ものがかっこいいということで注目を浴びがちですが、同じようなものが日本にもあるんだよという一例だなと。

山崎酒造さんの蔵ゼミ

山崎酒造の蔵ゼミ

群馬県太田市にある山崎酒造さんの「蔵ゼミ」。食空間コーディネーターの篠崎峰二子さんが講師ということで参加させていただきました。「重陽の節句」にちなんだもので、その解説と紋切りのワークショップによる構成。そして、恥ずかしながら重陽の節句を初めて知りました。5月5日の端午の節句や7月7日の七夕の節句などが有名な五節句の一つで、9月9日が重陽の節句。菊の花が咲く季節であることから「菊の節句」と呼ばれることも。

七夕というと織姫と彦星の・・・という程度の認識になりがちですが、五節句は農業従事者の休息と娯楽の時。次の農作業に向けて栄養のあるものを食べて体を休めるという意味合いがあるそうです。重陽の節句は今でいう10月で、ちょうど衣替えの時期。寒い時期に備えて無病息災を願う行事。旧暦と新暦に注意しながら、暦の意味合いくらいは正しく理解しておかないとな・・・。蔵を活用した空間と峰二子さんのお話は、はやり流石でした。

鰹節は難しい

先日、facebookに以下のような投稿をしました。「・・・鰹節削り節はカビ付けをした本枯節で、鰹削り節はカビ付けなしの荒節・・・」。そしたら友人の鰹節職人から、「それって古い言い方だよ!」と連絡をいただきました。完全に勉強不足で、古いままの知識で知ったかぶりをしていました。慌てて調べて整理をし直しました。でも、やっぱりややこしい・・・

・荒節 =「かつおのふし」→(削ったもの)→「かつお削りぶし」
・本枯節 =「かつおのかれぶし」→(削ったもの)→「かつおかれぶし削りぶし」

*(引用元)にんべん
https://www.ninben.co.jp/katsuo/katsuobushi/kezurikako/

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続いて、醤油業界で加工品に使用したときの表示ルール。

しょうゆ以外の食品原料は、加工食品品質表示基準の原則に従い、
「最も一般的な名称」でその重量順に記載
*(引用元)日本醤油技術センター
https://www.soysauce.or.jp/gijutsu/pdf/16.pdf

(具体例)
・自らかつおぶしからだしをとった場合 → 「かつおぶし」
・かつお削りぶしを仕入れて、だしをとった場合 → 「かつお削りぶし」
・既にだし液となったものを購入して使用した場合→ 「かつおぶしだし」
・かつおぶしのエキスを購入して使用した場合 → 「かつおぶしエキス」

[GIS] レアジョブ 加藤智久会長(2)

勤めをしながらフィリピンに出向いて唐突に受付の人に聞いたそうです。「ぼくはオンライン英会話のビジネスを展開したい。ぼくはどこに行けばいい?」ぽかーんとしているその人に、「君が正解をくれるとは思っていないけど、君の指示してくれたところに行って、同じ質問を繰り返していけば正解にたどりつける気がするんだ。君はその最初のひとりなんだ。」そして、結果的に将来のビジネスパートナーと出会う。加えて、大きかったのは「空気を感じる」ことだったのだと思う。

このフィリピン行をきっかけに、何をしていてもフィリピンのことばかり考えるようになったそうです。最初の数か月の売り上げは微々たるものだったそうで、数字だけで判断をするとビジネスとして成り立たないものと判断されたかもしれない。でも、あのフィリピンの光景が決断をするきっかけになったという。

フィリピンの現地法人はフィリピンのビジネスパートナーが取り仕切っているとのこと。会場からは現地の人をマネージメントするのは大変では?という質問に対して、「実際はそんなことはない」。フィリピンは大都市、優秀な人が集まっている。その中でもフィリピン大学に限定して講師を募っていたので、その中でも優秀な人をスタッフに誘っていた。優秀なスタッフが集まればうまくいく確率が高い。いい人を雇える場にいたことが大きかった。

[GIS] レアジョブ 加藤智久会長(1)

群馬イノベーションスクール。レイジョブの加藤会長の講演。スカイプを使ったオンライン英会話で20番目の参入にも関わらず一番手に。当時、月5000円という受講料のパッケージによる差別化と、講師をフィリピン大学に限定したことでの高品質。戦略コンサルティングファームからの独立ストーリーも面白く、計画と実行のバランスが絶妙だなと感じました。

途中に挟まれたJINSの田中さんの話も印象的。商品の良さを伝えるのは本当に難しい。基本的に消費者は企業発信の情報は100%信じない。どんなに企業がこの商品いいですよと叫んでも、知人からの口コミに勝るものはない。というもの。

加藤社長の話では、サーフィンの話が面白かった。陸から見ているとサーファーはプカプカ浮きながら波を待っているように見えるけど、実は様々な駆け引きが繰り広げられている。本当に良い波に乗れるポイントは50センチ四方くらいで、何十人ものサーファーが浮いていても、ベストポイントの波に乗れるのは一人だけ。ずっと先の波を見ながらどこのタイミングにどの位置に行くべきか?その争奪戦をしている。

じゃあ、波の何を見ているのか?目の前の波を見ていてもだめ。その先の波、さらには5つ先の波を見ないといけない。そんな先の波が見えるのか?これは言葉では表現できないけど、たくさんの数を見ていくと、なんとなく分かるようになる。人間に備わっている「パターン認識」。この力はなかなかすごいものがある。量をこなすと質に転換されることと同意だと思うけど、この蓄積が動物的な勘に繋がってきて、ビジネスを展開するときに大切なことって、これだったりするのでは。商売に置き換えると、目の前のトレンドに流されてもダメだし、どこぞの誰かがまとめたような業界レポートをもとに新しいビジネスを展開しようとしてもダメだということ。

NTC general store 醤油セミナー初日

NTC general store

渋谷ヒカリエでの期間限定ショップ「NTC general store」がいよいよオープン。その初日の最初のワークショップを担当させていただきました。お付き合いのある醤油屋さんやお取引先のスタッフの方や、密かに前職の後輩にもあたる友人まで参加いただき、どの回も時間をオーバーして開催させていただきました。かなり意識の高い方たちばかりで、すっかりとお話をさせていただくのも楽しくなり、1時間30分×3回も意外なほど疲労感もなく帰りの電車に揺られていました。次回は8月22日にまた同じ場所で開催します。

http://www.nankaitsusho.com/ntc-general-store.html
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