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店舗だけど製造許可書が

弓削多醤油川越

埼玉県の弓削多醤油さんといえば仕込み蔵に併設されている「醤遊王国」。醤油づくりの見学から醤油ソフトクリームまで、醤油のことなら何でもお任せといった施設。その弓削多醤油さんが川越に出店されたお店の中心にどーんと構えるのは圧搾機。天秤棒をつかって自由に力をかけて醤油が搾れる。そして、そのまま味わうことが出来る。さすが、弓削多さん。こう来たか!という感じなのですが、これを実現するのって簡単ではないのです。

ものをつくって販売をするには色々なルールがあります。製造許可書や保健所のチェック、商品に貼る表示ラベルに関するものだったり。色々感じることはあるけど、ルールの中で何ができるかを考えないといけないもの。醤油を搾る行為は製造。だから、ここは店舗でありながら製造許可が必要。そして、製造許可を取るためには開放されている空間ではダメなので、ガラスや透明アクリルで区切られている。それを踏まえて店舗を見ると、なかなかに面白い。

前橋まちなか研究室

前橋のまち中に「前橋まちなか研究室」がオープン。JINSの田中社長が資金をだして街づくりに携わる人や若手起業家が使うコミュニティースペース。先日も仲間と集まっていると田中さんがふらっと登場。当然のことながら、ちょっとした雑談がそんじょそこらのセミナーよりも有意義な時間に。群馬イノベーションアワードやスクール、そして、前橋のまちづくり。多くの人たちが集まり協力体制ができてきている。どうやってこんなにスピーディーに進められるのか?「会いに行くんだよ。」一人一人会って話をする。シンプルな答え。

そして、ハングリーさ。とてつもなくおなかが空いていれば、かすかに香る食べ物にも気づくもの。おなかいっぱいであれば、見向きすらできない。機会は均等にあるけど、そのわずかな変化に気づけるかどうか。小さなことを吸収できるかどうか。そして、気づいたら行動する。この実行をする人が驚く程少なくて、逆をいえば、実行した時点ですでの多くの人たちから一歩リードしていることなんだよね。という話はずっしりと響いてくる。

神楽坂+さんで「きき醤油の会」

日曜日の「きき醤油の会」にお越し頂いた皆様、ありがとうございました。定員10名で120分、午前と午後の2回開催でしたが、この10人という規模がちょうどよいと感じました。人前で話をさせていただくシチュエーションって、人数が多くなれば緊張はしつつもテンションはあがるものですが、一人一人にどれだけ深く届けられたかを考えると、いまのぼくには10人がちょうどよかったです。一人ひとりの反応を見ながら話をすることができる。

豆腐や卵かけご飯などの試食を挟みながらの120分。醤油の味比べ30分/その解説60分/質疑応答30分。この時間配分も質疑応答の時間をもっと長くできるのが理想かなと。質問がでなかったらどうしよう・・・と心配にはなりますが、質疑応答をきっかけに+αで伝える内容をのせていくと、どんどん話がマニアックな方向に違和感なく突き進めそう。もっと話のテクニックがあがれば、さらに人数が増えても、より伝えられるようになるんだろうなぁ。

群馬に拠点があるということ

東京で働いている方が遊びに来てくれて、あれこれ雑談を。どうして前橋に醤油の専門店を構えているの?と質問を受けることがあります。便利か不便かと問われれば、ちょうどいいというのが答えで、大事と思ってくれる人は東京からでも前橋に来てくれます。どんなに急いでも半日はかかるので、気軽にとはいかないですが、日帰りで往復できる距離でもあるから、大きく身構える必要もない。ちょうどよい感じなのだと思います。

一方で、電話とメールだけのやりとりだと、小さなコミュニケーションのミスがどんどん傷口を大きくしてしまうのも実感しています。一度でも顔をあわせたことのある人であれば、しょうがない、なんとかしようと思えるものも、顔を知らないと、自分は悪くない、相手が悪いんだとお互いが感じてしまうような気がします。振り返ってみると、わざわざ前橋まで来てくれるとなると、じゃあ、駅まで迎えにいきますよとなり、車の中での数分の雑談が大きな時間だったりするわけです。

群馬大学工学部創立100周年

群馬大学工学部創立100周年

大学の大講義室はいつものセミナー形式とは違ってソワソワします。開演30分前から来場されている方もチラホラなので余計に。工学部創立100周年の記念講演として複数開催されていて、学生向けというより地元の一般の方向けの公開講座としてご指名いただきました。講演といいつつも時間の半分以上は質疑応答形式で進めていたのですが、かなり年齢層に幅があったこともあり、醤油そのものについても質問が多かった印象。

「減塩醤油はそのそもどんなもので、どんな使い方がいいのか?」「輸入原料や遺伝子組換え大豆についてどう考えるか?」「たくさん醤油があることは分かったので、最初に試すとしたら何からがいい?」など、予定の90分で一度終了をしたものの、その後も質問タイムが続行され最終的には120分プログラムになったのは嬉しい限りでした。

群馬県醤油味噌工業協同組合

群馬県醤油味噌工業協同組合

10月1日の醤油の日に開催される「醗酵ナイト」の打ち合わせだったのですが、当店から車で15分程と近場にありながら初めて伺いました。醤油に関する年鑑などが山積みになっていたりして、歴史が刻まれている雰囲気が。そして、醗酵ナイトは組合の青年部が企画する上州の醤油味噌を語る夕べの会。県内の食材とをかけあわせた一夜限りのスペシャルメニューを堪能いただけます。近日中に申込などのご案内できると思います。

群馬大学で講演会



明日、群馬大学工学部創立100周年記念講演会で話をさせていただくので、その内容を考え中。ちょうどよい機会でもあるので、今までに使ったデータを整理しつつ、起業に関することや醤油に関することなどをバランス良くまとめて繋ぎ合わせています。直前ですがご都合よろしければ是非お運びください!

日 時 2015年9月5日(土)14:00〜15:30
場 所 群馬大学桐生キャンパス 大講義室(404席)
アクセス 群馬県桐生市天神町1-5-1
※当日は、桐生キャンパスの駐車場をご利用いただけます。
参 加 費 無料。会場へ直接お越しください。

お問合せ先
群馬大学工学部創立100周年記念事業
実行委員会事務局(理工学部庶務係)
〒376-8515 群馬県桐生市天神町1-5-1
TEL 0277-30-1027/FAX 0277-30-1020

詳細はこちら

ゼロスタートと新しい試み



ミツル醤油の城さんがご来店。東京での展示会参加などの合間を縫って群馬まで足を伸ばしてくれました。しかも、新しい試みの醤油を携えて。城さんの試行錯誤の数はすごい。一般的な蔵元だと先代から受け継がれているものに微調整や違った試みを積み重ねていきますが、城さんの場合はその都度毎にがらっと変える事ができる。麹の元となる種麹や大豆・塩などの原料を変えたり、濃口醤油以外もお試し感覚で始めてしまったりと。

ゼロからスタートする強みなんだと思います。そして、他蔵の醤油と食べ比べをしながら、あーでもない、こーでもないと唸っていました。写真はたまたま居合わせたお客様。お子さんに様々な経験をさせたいと、群馬県の岡直三郎商店さんで醤油の仕込み体験(My醤油オーナー制度)をして以来、すっかり醗酵に魅了されてしまったそうで、難しい用語もしっかりと理解していました。当然のことながら、この二人は世代を超えて語り合っていました。

高橋与商店さんのアヒージョの会

高橋与商店

新前橋駅のロータリーにある高橋与商店さん。店舗のリニューアルを終え、今まで貸出し駐輪場だった場所が店舗の駐車場に。そのスペースを活用してアヒージョの会。カセットコンロに鍋がセットされてたっぷりのオリーブオイルとにんにく。ぐつぐつしてきたら、じゃがいも、ホタテなどの魚貝、トマトなどの野菜、チーズ、砂肝・・・〆にはコナリエさんのパスタ。参加者の生産物もどんどん持ち込まれて投入されていく。

鍋感覚でするアヒージョって、かなり盛り上がりました。ベースの味付けに一般的には塩や唐辛子を使うようですが、醤油を搾る前の諸味や魚醤はいけそう。そして、地元に根差した酒屋としてリニューアルをした高橋与商店さん。このように人が集える場もそうですし、店内もスタンディングで試飲ができるように背の高いテーブルも置かれていて、お客さんとのコミュニケーションもリニューアルさせていくんだという意思を感じてしまいました。
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