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霜里農場の金子美登さんのお話。

霜里農場の金子美登

群馬県有機農業者交流セミナーの金子美登さんの講演会に参加させていただきました。化学肥料・農薬、工業が作ったものに依存せずに、身近にある資源(バイオマス・風・太陽)を生かしてエネルギーも自給する農法を実践されている方です。

自分の農場で農薬を使わないといっても、隣の農家が使っているものが降り注いでは意味がなく、当時はヘリコプターでの空中散布をしていたそうで、地域全体での散布を止めてもらわなければならなかったそうです。最初は何を言っているんだ!と一蹴されて、それでもずっと言い続けて・・・。そこから、「そこまで言うのなら・・・」となり、今では地域に有機野菜の直売店ができて、有機野菜をつかったレストランが立ち並び、地域として有機が村おこしになっているそうです。

無理だと言われながら、周囲から反対されながら一つずつ積み重ねてきた歴史というか、その経験はその人の顔や雰囲気にでるものだなぁと感じました。その金子さんが話をするから一言一言に重みがついて伝わってきます。金子さんは「有機農業とは作る人と食べる人の顔と暮らしの見える有機的人間関係」と表現されていましたが、地域の農業従事者も横に繋げて、他の地域からも研修生をずっと受け入れ続けて(その9割以上が非農業従事者だそうです)、農業を通じて多くの人たちを有機的に繋げてこられたんだなぁと。

印象に残ったのが「種は五里四方でとれ」というもの。品種に勝る技術なしということで、その土地に最適な種はその土地の近くでとったほうがよいというもの。そのためには一つの農家が自慢の種を2種類持っていればよい。それを持ち寄って交換すれば、その土地にに適した良質な種を手に入れることができるという考えです。そのために、関東地方の有機農業者を中心に種苗交換会を開催しているそうで、種とともに技術も交換しているそうです。

特にものづくりをしている生産者さんは、技術は企業秘密的に外には出さないという方は多いですが、オープンにしてお互いにメリットのある状態をつくっていらっしゃる。これも有機的だなぁと。醤油の業界でももっともっとできることだと感じました。

群馬イノベーションスクール 2期ファイナル

群馬イノベーションスクール 2期ファイナル

22時からスタートした会は最初から大盛り上がり。乾杯の次は田中さんと長谷川先生へのハッピーバースデイの大合唱で、その勢いのままにあっという間に24時に。昨日は群馬イノベーションスクールの2期生のファイナル講義。ぼくたちは中華料理屋さんで新年会をした後に1期&2期の合同新年会へ合流。こんなに勢いのある場を提供してくださったJINSの田中さんは、お会いするたびに話す内容が進化している。

「今度はこんなことするよ!」「〇〇さんが協力してくれることになったよ!」あれだけ多忙なはずなのに、とてつもないスピード感で、どんどん人を巻き込んでスケールアップされている。自分自身を重ねると恥ずかしくなってしまうけど、目指すべきお手本を身近に感じることができる・・・この恩返しは自身の成長しかないと、仲間といつも話し合っています。

ちょうど昨日の上毛新聞に田中さんのインタビュー記事が掲載されていました。「年商100億円の会社を立ち上げる社長が毎年出てくれば、と考えるとわくわくする。「起業の街と言えば群馬の前橋」と世界中から注目される夢を抱いている」「夢がでかくないと、やることが小粒になってしまう」。

ペスカがT1グランプリにエントリー

T1グランプリ ペスカ

普通の知り合いだったら、「いや〜、ほんとマジ美味しいです!!!」で終わってると思います。前橋の豚肉料理No1のお店を決める「T1グランプリ」。ペスカの宮崎さんがエントリーを宣言。群馬イノベーションスクール仲間の「集合」の一言で、10名が机を囲んであーでもない、こーでもないの大激論大会。

T1グランプリ ペスカ

宮崎さんとスタッフの方がずっと時間をかけて試行錯誤を重ねてきたメニューだけあって、美味しいのは当然で大前提。でも、そこから、「ここがイヤ!」って平気で言い合える空間は、やっぱり宮崎さんの人徳。

2店舗以上のメニューを食べれば、誰でも「T1グランプリ」の一般審査員として投票できます。
http://www.t-1gp.com/
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