頭を悩ませるレイアウト担当者

松本城

お城見学は難しい。いや、観光用にお城をレイアウトした人は相当頭を悩ませたに違いない。
大概のお城は1階の門から観光客を入場させ、目指すは最上階。ほぼ間違いなく上を目指す。当然5階立てのお城だと5フロア分のスペースが存在するわけで、ここで展示者の力量が大いに発揮される。

展示物など一切なしでひたすらに上を目指してもらうのもよいと思うもが、入場料をとる手前なのか、そのスペースを存分に埋めようと様々な催し物が開催される。お城の成り立ちで1フロア。お城の特徴・解説でもう1フロア。それ以外に何を飾ろう?・・・そうそう、城下町の暮らしで1フロア。きっと相当悩んだのだろうな。

今までの人生を振り返ってみると観光地でお城を見る機会って結構あった気がする。広島城に熊本城、大阪城など。内部に何が展示されていたか覚えていないのはそれが原因か?

*補足
江戸時代には186のお城が存在し、旧物破壊の思想から各地で破壊や売却でどんどん姿を消していったらしい。その後、城郭保存の動きが起こり昭和20年には22の城が国宝に指定される。第2次世界大戦を経て多くの城が天守を喪失し現在での国宝認定は4つ。松本・犬山・彦根・姫路。

100円あったら・・・

霊泉温泉

まだ朝靄の立ち込める早朝の温泉町。
「おう。入っていきな!100円だぞ。ここは。」と誘われた共同浴場。実は目的としていた温泉がAM9時からのオープンだと知り、近くの霊泉温泉めがけて車を走らせていた。

無料駐車場を見つけて車を入れると、後から続いた車が横に入ってくる。
「群馬から温泉入りにきたのかぁ〜?群馬にもいい温泉あるだろう!」と冗談めかして話しかけてくるのは、寝巻きのままの運転にマイシャンプー持参の様から明らかに地元の人。

昔ながらの赤い郵便ポストが横に構えている入り口は、小学校の時にあった更衣室のよう。案内されなければ見過ごすか、入るのをためらってしまいそうな浴場の開店は7時30分。

既にうたた寝気味の番頭さんに100円をさしだして入り込む。早朝から温泉に入りに来るメンバーは固定化されているのだろう。「おはようございます」これが浴室のドアを開ける時のお決まり。そのお決まりができなかった唯一の輩が当然ボク。

中山道 海野宿

■ 今日の訪問場所
・中山道 追分宿
・中山道 海野宿
・別所温泉
・鹿教湯温泉

海野宿

■ 町並みの保存
江戸時代。人々が江戸と地方を行き来し、参勤交代で大名が江戸に向かう。その道中に存在していた宿場町は、主要な機能は旅人の休泊の場であるけど、近在の村々の生産物を商品化し消費する地でもあったとのこと。人々の往来があるから市が活況し、逆に人の行き来がなくなると急速に衰退してしまう。

海野宿

追分宿は中山道の宿場でも最大規模をほこる旅籠数を有していたそうだが、今では見る影は少ない。一方の海野宿。アマチュアカメラマンや建築家の卵たちが押し寄せるほど当時の景観が保たれている。旅籠から養蚕へと産業を変えながら今に至っているそうだ。

海野宿

どこの地域・産業でも後継者不足が叫ばれているけど、ここ海野宿でも同様。「町並み保存会」は存在するものの各家々が自助努力によって保っている。「今の住民もみんな年とってるでしょう?!これからどうするか。考えないといけないんだよねぇ・・・」

信州の小京都

■ 今日の訪問場所
・飯山
・小布施

飯山

■ 信州の小京都
豪雪地帯でも知られる長野県飯山。上杉謙信が築城した飯山城を中心に城下町が形成されている。北飯山駅と飯山駅をむすぶ「仏壇通り」という道があり、その両サイドには仏具店。ただひたすらに仏具店。伝統工芸認定も受けており、なんとトイレまで全面金箔。

飯山

仏具店の多い理由を紐解いていくと、仏具店と同じ規模で多いのがお寺。市街地だけで22の寺が存在しているので隣のお寺までは徒歩1分なんてもの。「信州の小京都」といわれる由縁。なぜこんなにお寺が覆いのかにはいろいろな説があるらしく、信仰心が強い土地柄とか、丘部分に集中的にお寺を密集させ敵からの防御に利用したとか・・・

飯山

源泉で野沢菜茹でる姿

■ 今日の訪問場所
・健生庵 三愚(馬曲温泉入り口にある蕎麦屋さん)
・野沢温泉
・宿:旅館さかや

野沢温泉

■ 源泉で野沢菜茹でる姿
野沢温泉は源泉掛け流しの13の外湯を配した温泉街。もちろん野沢菜発祥の地。外湯同士も近くこじんまりとした温泉街には足湯も多く存在し、浴衣を着た観光客のおばちゃんたちが並んで談笑していたり、地元のおじちゃんが足湯の中を歩きながら(運動か?)世間話をしている。

野沢温泉

源泉である麻釜(おがま)は観光客お断りの湯。5つある湯だまりの1つは90度を超えているが、野菜や卵を茹でるのに利用しているそうだ。今日は野沢菜を茹でる地元の人の姿があり、それを観光客がカメラ片手に取り囲む。温泉が生活に溶け込んでいる様子を、よそ者は柵の外から見ているだけ。この距離感がじれったく、この温泉街の印象をより良くしている気がした。

野沢温泉

■ 今日の発見
1:湯屋建築
屋根の一部から湯気が抜ける構造。野沢温泉のシンボル的建築技法。湯に浸かって天井を見上げると2段構造になっているので、天井がはるか遠くに見える。外からの見た目以上の広さを感じる。