2018.10.21 Sunday
2018.04.27 Friday
職人醤油パントリー
前橋本店と松屋銀座店で100ml以外の商品の取り扱いをスタートしました。今まで100mlサイズに限定していたことが特徴だと思っていたので、どうしようかと悩みました。でも、スタッフからほしいと要望されたことをきっかけに、思い切って100ml以外の商品を並べる棚をつくることにしました。
毎日、うちのスタッフがお客様と対面で試食をしながら、あれがおいしい、これがおいしいとコミュニケーションをしています。「ぽん酢は大きなサイズでもほしい」「今、100mlになっていない九州の甘い醤油がほしい」「醤油とあわせておいしい提案ができる選択肢がほしい」という声に背中を押されました。
100ml醤油の大きなサイズの商品もありますが、多くは100mlになっていない商品です。選ぶ基準としては、「醤油を楽しむためのとっておき」で揃えていきたいと思っていて、私たちが信頼を置いているつくり手が手掛ける醤油の加工品や、醤油とかけあわせておいしい素材、醤油を使ったお菓子などです。
まだ20種類ほどですが、徐々に増やしていきたいと思います。インターネットでは販売しないつもりですが、店舗ではすべてを試食いただけるようにしています。ぜひお立ち寄りください。
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職人醤油パントリー
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職人醤油がセレクトする
おいしいものが詰まった食料庫。
醤油のつくり手が真面目につくった醤油加工品や
醤油とあわせて食べるとおいしいものなど、
毎日の食をもっと楽しむためのとっておきです。
\こんな基準で選んでいます/
まずは、おいしい!が基本です。そして、信頼のできる生産者。
つまり、わたしたちが思わず紹介したくなってしまうもの。
●職人醤油の直営店
http://www.s-shoyu.com/ask/shop/
2018.02.01 Thursday
醗酵フェスinぐんまちゃん家
2018.01.29 Monday
ヤマロク醤油の桶づくり 2018年
ヤマロク醤油さんの桶づくり。お手伝いをしに小豆島に行ってきました。姫路港からフェリーに乗ります。
板の削りや竹割りは12月からはじまっていて、1週間かけての組上げで完成を迎えます。年々参加者が増えていて、到着した時には一本が組みあがっていました。
仮輪(鉄製のワイヤー)で締めて、実寸の長さを計って、それにあわせて竹で箍をつくります。桶は円柱ではないので上を締めると下が広がってきます。
ヤマロク醤油の山本康夫さん。日本で一番竹の扱いが上手な醤油屋です。
編みあがった箍。その内側に芯を入れます。
芯は竹に縄を巻いたもので、桶との密着に欠かせないもので、箍のふっくらとしたシルエットもつくってくれます。
せーの、ドン!せーの、ドン!と掛け声をかけながらハンマーで打ち込んでいきます。あらかじめ決めていた高さにきちっと落とし込むのが難しいのです。
今回はスペシャルなランチタイム。ラーメンの超有名店、麺や七彩の阪田さんと饗くろきの黒木さんによる小豆島スペシャルラーメン。
小豆島の素材たっぷり。海水を汲むためにわざわざ船をだしたそうです・・・
そんなラーメンを囲んで、皆のテンションはさらに高まります。
底板の側面に落書き。
落書きをした面同士をつないで一枚の板にします。
円に切り抜いた底板をクレーンで吊り上げて桶の中に入れていきます。
ドンドンドンと打ち込んでいきます。桶の淵に立っての作業なので、足と腰がけっこう大変なことになります・・・
2本目が完成。
一日の作業の終わりには集合写真。やったる(樽)でー!おっけー(桶)!が定番の掛け声なんです。
2018.01.11 Thursday
店舗の外壁、太陽と雨をしのげばキレイを保てる
前橋の店舗の外装をしてくれた腕利きの大工さん、猪俣さんがふらっと買い物に立ち寄ってくれました。
そういえば、この外装になる前は、居抜きをそのまま使っていたので壁はガラス張り状態で、醤油の趣もなにもない状態でした。それを今の形に仕上げてもらったのが2013年の春すぎ。気づけばもうすぐ5年というタイミングになっていました。「えー、でも、すごくきれいですね!」と猪俣さん。
「普通はこうはいかないですよ」ということで、いろいろと聞いてみると、この建物が北を向いていることと、雨が直接当たらない構造になっていること。マンション一階のテナント部分なので、店の前に屋根がついているようなイメージなのですが、これが大きいようです。
「南側を向いていたり、雨が当たるなどしていたら、板はすいてしまうし塗装の落ちてしまっているはず。とてもじゃないけど、こうはいかなかったでしょうね」と。
ただ、そうは言っても5年弱も経っています。ドアの取っ手部分や地面からの跳ね返りで少しだけ雨が当たってしまう部分など、塗料が薄くなっていたり傷がついてしまっていたりしています。
「これも塗装を重ねてあげれば大丈夫。取っ手は軽くサンドペーパーかけてあげれば、よりキレイになりますよ」ということなので、夏頃までにはしっかりと掃除をして塗装をしてあげないと。
職人醤油の店舗改装 1 (2013.04.20)
http://manta-t.jugem.jp/?eid=1487154
そういえば、この外装になる前は、居抜きをそのまま使っていたので壁はガラス張り状態で、醤油の趣もなにもない状態でした。それを今の形に仕上げてもらったのが2013年の春すぎ。気づけばもうすぐ5年というタイミングになっていました。「えー、でも、すごくきれいですね!」と猪俣さん。
「普通はこうはいかないですよ」ということで、いろいろと聞いてみると、この建物が北を向いていることと、雨が直接当たらない構造になっていること。マンション一階のテナント部分なので、店の前に屋根がついているようなイメージなのですが、これが大きいようです。
「南側を向いていたり、雨が当たるなどしていたら、板はすいてしまうし塗装の落ちてしまっているはず。とてもじゃないけど、こうはいかなかったでしょうね」と。
ただ、そうは言っても5年弱も経っています。ドアの取っ手部分や地面からの跳ね返りで少しだけ雨が当たってしまう部分など、塗料が薄くなっていたり傷がついてしまっていたりしています。
「これも塗装を重ねてあげれば大丈夫。取っ手は軽くサンドペーパーかけてあげれば、よりキレイになりますよ」ということなので、夏頃までにはしっかりと掃除をして塗装をしてあげないと。
職人醤油の店舗改装 1 (2013.04.20)
http://manta-t.jugem.jp/?eid=1487154
2018.01.10 Wednesday
正田醤油に訪問
群馬県にある醤油の専業メーカーは3つあって、安中市の有田屋さん、みどり市の岡直三郎商店さん、そして、館林市の正田醤油さんです。
中でも正田醤油さんは国内の5大醤油メーカーの一つで皇后美智子様のご実家の本家筋としても知られていますし、地元の方にとっては正田醤油スタジアムの名称でも有名かもしれません。
私自身、群馬県に長年住んでいながら、しかも醤油に携わっていながら、ようやく初訪問に至りました。前橋市から車で1時間ちょっと。館林駅からすぐの場所に位置する正田醤油さんの本社は、諸味蔵として使われていた建物をリノベーションしたもの。それはもう立派な佇まいでした。
梁をそのまま残して現代的に改装されているので、上を見上げるとこのように大きな梁が。
この本社から車で少し移動したところにある館林東工場へ。
正田醤油さんは食品メーカーなど業務用途での出荷が多いこともあり、出荷場には1トンのコンテナやタンクローリーがたくさん停まっていました。
工場見学も一般の消費者向けには用意されていないので、マスコット的なキャラクターもかわいいイラストもまったく登場しません。
ただ、例えば工場紹介のVTRの表現では「屋外発酵タンクにジャケットを装着させて、温度コントロールすることで、寒仕込みにしていた製造が年間を通して可能になった」など専門用語が簡潔に、そして適切なバランスで表現されていて、とても信頼感がありました。
自社の醤油の特徴を伺うと、「ツンツンしていない」という回答。とがっていないという意味や、他の素材をあわせた時に醤油が主張するのではなく、素材をしっかりと引き立てるという意味なのですが、このような表現をされるところに正田醤油さんらしさを感じ始めていました。
そして、本社に併設されている正田記念館。そこにこんな展示がありました。醤油業の創業者である正田文右衛門さんの写真と、醤油醸造に関する経営指南書。
その差出人はキッコーマンの2代目茂木房五郎さんでした。「キッコーマンさんに醤油のつくりかたを教えてもらったんですよ」と、そう語ってくれたスタッフの方の語り口調が正田醤油さんらしさを体現しているようでした。